拡大造林
かくだいぞうりん

天然林の伐採跡地や原野などに行う人工造林。


がれきの山となった戦後、不足していた家を建てるための増大した木材需要を賄うために、国が造林を呼びかけ、天然広葉樹林を伐採してまでスギ・ヒノキ・カラマツなどの単一針葉樹林が植えられた。針葉樹が植えられたのは、経済的に価値が高く成長が比較的早いためだった。


植林がここまで進んだのは、国の造林補助事業において、1954年(昭和29年)から1987年(昭和62年)まで重点的助成が実施され、日当が500円の時代に1万5000円ほどの収入となり、土を背負ってでも無理な比率で山に針葉樹を植えることになった。


その後、エネルギー源が木炭や炭から電気・ガス・石油に変化したことや、木材輸入の自由化など、さまざまな要因で木材が売れなくなり、現在は手入れがされなくなった膨大な人工林と借金が残ることとなった。人工林の面積は2011年(平成23年)時点でおよそ1,000万ヘクタールと言われており、日本の全森林面積の4割超に達する。


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