戦後の開拓事業
せんごのかいたくじぎょう

政府は戦後混乱期の深刻な食糧難を背景に、1945年(昭和20年)「緊急開拓事業実施要領」を決定した。これは食糧増産、離職者・復員者の就労確保、新農村建設を目的とし、5年間で100万戸を帰農させ、155万町歩の開墾、10万町歩の干拓を実施し、米換算で1,600万石の生産を上げようとするものだった。入植者の努力で畜産や果樹などの産地形成に成功した地域もあるが、営農条件の悪い地域も多く、特に山間部の小規模開拓地では、土壌や気候等の劣悪な環境のもと営農基盤を確立できず、全戸離村に至った開拓地も多い。


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緑川実男さんインタビュー